インド、新型コロナの感染者が累計10万人突破 死者は3000人超

[19日 ロイター] – インドでは19日、新型コロナウイルスの感染者数が累計で10万人を突破、同国のICU(集中治療室)の病床数とほぼ同数となった。新規感染者の伸びに鈍化の兆しはみえない。

インドでは過去24時間に新たに4970人の感染が確認され、累計感染者数は10万1139人。死者数は134人増の3163人となった。

インドの感染者数は中国を超えた。当局の発表に基づくロイターの集計によると、中国の感染者数は累計で8万3000人弱だが、1日当たりの新規感染者数はこの1週間、1桁台にとどまっている。対してインドでは、厳しいロックダウン(都市封鎖)を行っているにもかかわらず、この1週間で新規感染者が1日当たり平均4000人以上確認されている。

インドは17日、ロックダウンを5月31日まで延長すると発表した。

インドの医療機関はもともと資金不足などが深刻で、新型コロナの感染拡大により物資や設備の一段の逼迫が懸念されている。インド救命救急医学会(ISCCM)のプレジデント、ドルバ・チョードリー氏は先月、ロイターに対して、同国のICUの病床数は10万床程度、人工呼吸器の数は4万程度なのではないか、と語っている。

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