豪、市民生活平常化を加速へ 留学生復学や観光旅行

[メルボルン 20日 ロイター] – オーストラリア当局は20日、全国的な市民生活平常化を加速させるための計画を発表した。また国内の大学と、一部の外国人留学生の復学に向けた協議を開始した。

国内最大の人口を擁するニューサウスウェールズ州は、来月から観光旅行も可能になる。新型コロナウイルス流行前には山火事でも甚大な被害を受けた観光地の再開を目指す。

ベレジクリアン同州首相は「国内経済をけん引する最大の州として、可能な限り安全な環境で最大限の経済活動を行う」と述べた。

豪国内の各州および準州は、7月までに3段階に分けて経済活動を完全再開する計画。ただこれは、国内各地で同時期に異なった規制が敷かれていることを意味する。

南オーストラリア州は速やかに第2段階への移行を図る計画。第2段階では、より多くの人々の飲食店利用が可能となる。第1段階では10人までに制限されていた。

一方、新型コロナウイルス起源の調査を巡って豪中関係が悪化していることが、豪国内で高等教育を受ける学生の約40%を占める中国人留学生の復学に影響を及ぼす可能性もある。

人口2位のビクトリア州保健当局は、感染者の行動を追跡するためスマートフォンの位置情報アプリを利用していることを公表。

位置情報アプリには、その効果とプライバシー保護の面から賛否両論がある。豪国内でのダウンロード数は約600万人で、全スマホユーザー1800万人の40%に満たない。

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