米中が国連を舞台に衝突、香港問題巡り

[ニューヨーク 27日 ロイター] – 国連で27日、米国と中国が香港問題を巡って衝突した。中国による香港国家安全法導入計画について米国側が安全保障理事会会合の開催を求めたのに対し、中国側が反対した。

米国の国連代表団は声明文で、「(香港問題は)国際的な平和と安全にかかわる緊急の世界的な懸念事項」であり、安保理の早急な対応が正当化されるとした。

中国の張軍国連大使はツイッターで、香港国家安全法は内政問題であり、「安全保障理事会の権限とは関係ない」ため、「根拠のない要請を断固拒否する」とした。

米中は新型コロナウイルス流行を巡っても緊張が高まっており、米国はこれまで、感染拡大に関する中国の透明性に疑問を呈する一方、中国は透明性は十分だと主張している。

米国側は香港問題を巡る安保理会合に対する中国の反対について、「(中国による)COVID-19(新型コロナウイルス感染症)危機の徹底的な隠ぺいと不適切な管理、国際的な人権コミットメントを巡る持続的な違反、南シナ海における違法行為」と相まって、「中国政府が責任ある国連加盟国として振る舞っていないことは誰の目にも明らか」だと訴えた。

張国連大使は「米国が世界のトラブルメーカーであることは事実が何度も証明している。国際法におけるコミットメントに反してきたのは米国だ。中国は米国に対し、パワーポリティックスといじめ行為を即座にやめるよう求める」と反論した。

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