原油先物軟調、コロナ感染再拡大が重し

[ニューヨーク 26日 ロイター] – 米国時間の原油先物は、米国や中国などで新型コロナウイルス感染が再び拡大していることを受け下落した。米原油在庫が高止まりする中、米国の産油量の増加に対する懸念が出ていることも押し下げ要因となった。

清算値は北海ブレント先物<LCOc1>が0.03ドル安の1バレル=40.91ドル、米WTI原油先物<CLc1>が0.23ドル安の38.49ドル。週足では北海ブレントが1%、米WTIが1.6%下落した。

原油先物は道路交通量の増加を受け燃料需要が高まるとの期待から上昇していたが、カリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州などガソリン消費量が多い州で新型ウイルス感染が拡大していることを受け、下落に転じた。

リポウ・オイル・アソシエーツのプレジデント、アンドリュー・リポウ氏は「企業は従業員のオフィス勤務復帰を延期しており、これによりガソリン需要の回復に影響が出る可能性がある」と述べた。

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