バイデン氏、国家安全法は香港への「致命的打撃」 対中制裁検討

[1日 ロイター] – 11月の米大統領選に向け民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領は1日、施行された香港国家安全維持法について、香港の自由に対する「致命的な打撃」だとし、自身が大統領に選出された際には、中国に新たな経済制裁を科す考えを示した。ロイターへの声明文で述べた。

バイデン氏は声明文の中で「国家安全維持法は既に、香港の自由と自治への致命的打撃となっている」と強調。

「米企業が抑圧に加担し、中国共産党による監視をほう助することを禁止する」と主張した上で、「米国の市民や企業、機関が米憲法修正第1条で保障された権利を行使するのを(中国が)妨げようとするならば、迅速に経済制裁を科す」と警告した。

中国当局が新疆ウイグル自治区で多数のイスラム教徒を収容施設に収監しているとされる問題については、自治区での「強制労働で生産された製品の輸入を阻止すべく、より強力な措置を講じる」と述べた。

バイデン氏は、中国の行動について「トランプ大統領の目の前で、中国の人々の権利を巡る状況が悪い方向に転じた」とし、「習近平(中国国家主席)に忠誠を誓っている」などとトランプ大統領を批判した。

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。