インド、新型コロナ感染者が60万人突破 ムンバイで規制再導入

[ムンバイ/グワーハーティー 2日 ロイター] – インド政府関係者と保健省によると、新型コロナウイルスの国内感染者が2日時点で60万人を突破した。死者は1万7834人。

インドはロックダウン(都市封鎖)の規制緩和に動いているが、感染者の増加はすでに逼迫(ひっぱく)している医療体制をさらに圧迫する見込み。

専門家によると、設備が貧弱な政府施設に隔離されることへの恐怖心から検査を避ける人が後を絶たず、感染増につながっているという。

一部の人口密集地域は依然ロックダウンが続いているが、政府は29日にさらなる経済活動の再開を発表している。

西部マハーラーシュトラ州では1日、新規感染者が5537人と、過去最多を記録。金融センターであるムンバイの周辺地域で再び厳格なロックダウンを導入し、通勤を禁止するなどした。

同州は、インド全体の累計感染者の5分の1以上、累計死者数のほぼ半分を占める。同州はこれまでに、死者8052人を含む18万0297人の感染者を確認している。

北東部アッサム州は、感染拡大の新たなリスクに直面している。同州では集中豪雨に見舞われ、洪水や土砂崩れが発生。今週57人が死亡したほか、150万人以上が避難している。

同州の衛生当局者によると、コミュニティーホールや学校、政府庁舎に身を寄せた人々を対象に、新型コロナの検査を急いでいるという。

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