米国防総省、南シナ海での中国の軍事演習を非難

[ワシントン 2日 ロイター] – 米国防総省は2日、中国が南シナ海で実施している軍事演習について、同海域の領有権を巡る問題の悪化につながるとして懸念を示した。

同省は声明で「領有権が争われている南シナ海で軍事演習を実施することは、緊張緩和と安定維持を目指す取り組みに望ましくない影響をもたらす」と指摘した。

中国は前週、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島付近で7月1日から5日間、軍事演習を予定していると発表した。西沙諸島を巡っては中国とベトナムが領有権を争っている。

同省は軍事演習に対し「南シナ海で違法な主張を展開し、東南アジアの近隣諸国を不利な立場に置くための長きにわたる中国の行動の最新の動きだ」と非難した。

関連記事
台湾の頼清徳総統は20日、就任式典に日本の超党派国会議員らが出席し、「自らの行動によって台湾支持の姿勢を示」したことに感謝の意を示した。
中共(中国共産党)の公安局に所属していた秘密警察工作員が、オーストラリアに亡命した。初めて公の場に姿を現わし、 […]
  今週、中国製品への追加関税を課すとの宣言の後、ホワイトハウスは5月16日に、米国の太陽光エネルギ […]
ロシアと中共(中国共産党)が国際社会から孤立している中、5月16日にロシアのプーチン大統領が北京に到着し、2日 […]
1月の台湾総統選で勝利した与党・民進党の頼清徳氏(64)が20日、台北市の総統府で就任宣誓を行い、蔡英文氏(67)の後任として第16代総統に就任した。「私たちは引き続き民主国家と民主共同体を形成し、各分野の発展経験を交流し、偽情報と戦い、民主主義のレジリエンスを強化する。様々な課題に対応し、台湾を民主世界のMVPにする!」と訴えた。