北朝鮮、米国と対面協議の必要ない=朝鮮中央通信

[ソウル 4日 ロイター] – 北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官は4日、米国と協議を行う必要はないとの考えを示し、米国にとり協議は「政治的なツール」でしかないと指摘した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた。

米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は来週、韓国を訪問し、停滞している北朝鮮の非核化協議について話し合う予定となっている。

KCNAによると、崔次官は協議はうまくいかないだろうとし、北朝鮮が政策を転換することはないと表明。「われわれは米国と対面協議を行う必要性を全く感じていない。米国は米朝対話を、政治危機に対処するためのツールとしてしか考えていないからだ」と述べた。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6月末、11月の米大統領選挙の前にトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は再び会談すべきだとの見解を示した。

ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)は2日、ニューヨークで記者団に対し、トランプ氏が大統領選の前に「10月のサプライズ」として金委員長との再会談を目指す可能性があると述べた。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]