スペイン、北西・北東部で再封鎖 新型コロナ感染封じ込めへ

[マドリード 5日 ロイター] – スペイン北西部のガリシア地方は5日、新型コロナウイルス感染者の増加を受け、約7万人の住民を対象に封鎖措置を再導入した。前日には北東部カタルーニャでも一部地域で行動制限が再び導入された。

ガリシアの封鎖措置はルーゴ県ア・マリーニャを対象に実施され、住民は5日深夜から10日まで他の地域への移動が禁止される。地元政府によると、ア・マリーニャ内部での移動は許可されるが、通勤の場合を除いて外部との往来は禁止される。

サンチェス首相は住民に対し、気を緩めないよう促した上で、感染拡大を早期に発見しており、医療提供体制は3月と比べてはるかに整っているとして冷静な対応を求めた。

ガリシアの保健相は、ア・マリーニャの複数のバーに関連した感染者が目立っていると指摘した。

当局者によると、バーやレストランの人数制限は収容能力の50%に引き下げられ、ビーチやプールなど屋外でもマスク着用が義務付けられるという。

スペインのイリャ保健相はツイッターで、ガリシア、カタルーニャ両地方の状況を注視しているとした上で、「社会的距離の確保と封鎖措置が感染拡大抑制に重要な役割を果たした。これらの措置が再び必要になっている」として再封鎖に理解を求めた。

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