首相と五輪など意見交換、緊急事態宣言には触れず=小池東京都知事

[東京 6日 ロイター] – 5日の東京都知事選で再選された小池百合子知事は6日午前、首相官邸で安倍晋三首相と会談した。小池知事は会談後、記者団に新型コロナウイルスの感染状況や来年に延期された東京五輪などについて情報交換したと明らかにした。緊急事態宣言に関しては触れなかったという。

小池知事と首相は午前11時から15分弱会談。東京都では連日新規感染者が100人を超えているが、重症者が少ないことなどを首相と確認したという。

会談では来年の東京五輪についても意見交換した。首相からワクチンの開発状況などの説明があり、知事は東京都版CDC(疾病対策センター)の設置やワクチン開発支援などについて述べたという。知事は五輪は経費やコロナ対策などの課題があると語った。

知事は会談で、PCR検査を受けやすくし、補正予算を活用し医療従事者の支援を拡充すると述べたという。

都内の感染者急増を受けて再発出が焦点となっている緊急事態宣言についてはやり取りはなかったという。

小池知事は国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から前日に都知事再選を祝うメッセージがあったことを明らかにし、「東京五輪はいくつかの大きな課題があり、組織委員会、IOCなどとこれから具体的な議論に入っていく」と述べた。

 

(竹本能文 編集:青山敦子)

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