強靭化、3カ年計画の進捗状況踏まえて進めていく=麻生財務相

[東京 14日 ロイター] – 麻生太郎財務相は14日の閣議後会見で、自民党の二階俊博幹事長や公明党など与党内から要望が出ている国土強靭(きょうじん)化計画の拡充について、2020年度を最終年度とする現行の計画の「実施状況を踏まえて進めていく」と述べ、延長・拡充に含みを持たせた。

九州を中心とした豪雨による被災地域への緊急支援として20年度予備費から22億円を充当することを同日閣議決定したと発表した。今後の対策については「災害対策本部で検討を進める」と語った。

<職員自殺と文書改ざんの因果関係「コメント控えたい」>

森友学園への国有地売却問題を巡り、自殺した財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんの妻雅子さんによる、佐川宣寿元国税庁長官と国に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日開かれる。自殺と改ざんに因果関係はあるか、との質問に対して、麻生氏は「訴訟に関わるのでコメントは控えたい」とした。

 

 

(竹本能文 編集:内田慎一)

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