中国との第2段階通商協議に関心ない=米大統領

[ワシントン 14日 ロイター] – トランプ米大統領は14日、中国と第2段階の通商合意を巡る協議を行うことに関心はないと述べた。

トランプ氏は大統領はCBSのインタビューで、第2段階の通商合意に向けた交渉は行われないのかという質問に対し、「現時点で中国との協議に関心を持っていない」と語った。

「われわれは素晴らしい(第1段階の)貿易協定を締結した。ただ締結した途端、インクも乾かぬうちに中国は新型コロナ感染症に襲われた」とし、「そのため、現時点では新たな協定を巡る中国との協議に関心がない」と述べた。

大統領はまた、中国の習近平国家主席と会談する計画はないと表明した。

米中通商合意を巡っては、第1段階が中国による米国製品の輸入、中国金融サービス市場に対する米国のアクセス改善、一部の知的財産問題に焦点が当てられていたのに対し、第2段階は中国の技術移転政策、産業スパイ、国有企業に対する政府補助金に関連した、より難しい問題に対処することになっていた。

*内容を追加しました。

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