種子島からのUAE火星探査機打ち上げ、悪天候で再度延期

[ドバイ 15日 ロイター] – アラブ首長国連邦(UAE)当局は、種子島宇宙センターからの火星探査機打ち上げを再度延期した。

当初は15日に打ち上げ予定だったが、天候条件が悪く前日に17日に延期、きょうになり再度延期し、8月3日までの間に打ち上げるとしている。

探査機「ホープ・プローブ(Hope Probe)」は7カ月かけて火星の周回軌道に入り、大気に関するデータを送信する予定。

UAEは2014年に探査計画を発表、21年の火星到達を目指している。2017年には宇宙科学の専門家育成へ国家宇宙プログラムを立ち上げ、19年9月には最初の宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に派遣した。

ホープ・プローブの開発製造には、ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センターが米国の機関と協力、UAE政府は2117年までに火星移住を実現する目標を打ち出している。

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