緊急事態該当しないと聞いている=286人の都内コロナ感染で官房長官

[東京 16日 ロイター] – 菅義偉官房長官は16日午後の会見で、東京都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに286人確認されたが、総合的に判断し、緊急事態宣言に該当しないと聞いていると述べた。

菅官房長官は、286人の詳しい内訳などは報告を受けていないとしつつ、これまでのところ、クラブなど夜の接待を伴う店などによる積極的な検査実施や39歳以下の感染者が8割以上を占めている点などについて改めて指摘した。

他方、感染経路不明者が一定程度存在し、中高年の感染者も増えてきていることなどを踏まえ、専門家の意見を聞きつつ、感染状況について警戒感を持って注視していくとの見解を繰り返した。

また、医療提供体制に関しては、東京都に関し、入院している感染者が721人、重症者が8人、ピーク時に確保している病床数は3300床と説明。全国では2885人が入院治療を行っており、重症者37人、ピーク時に向け1万9000床を確保しており、現時点で「医療提供体制が逼迫しているとは考えられない」と述べた。

一方、JR東海<9022.T>が建設を進めている東京と名古屋間のリニア新幹線については、同社の社長からは2027年の開業は困難ではあるものの、目標を変えたわけではないとの報告を受けていると述べた。

 

(田巻一彦)

関連記事
  イギリス政府は、中国共産党のスパイ活動に対する懸念から、2025年4月までに国内の重要施設からす […]
極真会館の長谷川道場出身、纐纈卓真氏にインタビューした。その強さの秘密を聞いてみた。また、インタビューの間に空手についての情報を挿入してゆく。
元米国務長官マイク・ポンペオの中国政策上級顧問、シンクタンク、ハドソン研究所の中国分析センター所長である余茂春氏は、「中国共産党の最大の弱点は人権」とし、「米国が中国との関係で優位に立つためには、この点を狙わなければならない」と明らかにした。「人権問題は中国と米国の関係、さらに中国と他のすべての国の関係に大きな影響を与えるだろう」と強調した。
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。
鬼木誠防衛副大臣は29日、フィリピンを訪問し、同国のテオドロ国防相と会談した。日本がフィリピンに供与する移動式警戒管制レーダー2基目の引き渡し式典にも出席した。東アジア地域における中国共産党の拡張に対して連携して抑止を図る。