中印、国境付近からの迅速な軍撤退で合意=インド政府

[ニューデリー 24日 ロイター] – インド政府は、同国と中国の外交当局が24日、ヒマラヤ西部の国境でにらみ合いを続ける両軍を迅速に撤退させることで合意したと発表した。国境係争地では6月に軍事衝突が起き、インド側の兵士20人が死亡した。

衝突が起きて以降、両国は紛争回避を巡る複数回の協議を行うとともに、国境配備軍の人員を削減してきた。

インド外務省によると、双方の外交当局がこれまでの進捗状況を再検討した結果、「実効支配線」からの早期の撤退および国境地帯での衝突回避で合意。また「迅速かつ完全な撤退を確実にする」ため、再度、双方の軍トップが会談する方針という。

現時点では中国側からの発表はない。

「実効支配線」は1962年の中印国境紛争後に設定された両国の支配地域を分ける境界線だが、その定義はあいまいで、周辺では散発的に衝突が起きている。

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