トランプ氏側近ら、大統領選は予定通り11月3日実施と強調

[ワシントン 2日 ロイター] – トランプ米大統領が11月3日に予定されている大統領選の延期に一時言及したのを受け、ホワイトハウスとトランプ氏の選挙陣営の幹部らは2日、選挙は予定通り行うと述べ、火消しに努めた。

メドウズ大統領首席補佐官は米CBSの番組で、トランプ氏は延期案を持ち出した際、郵送投票を巡る懸念を提起していたと指摘。「11月3日に選挙を実施し、トランプ氏が勝利する」と強調した。

トランプ氏の選対陣営の顧問、ジェイソン・ミラー氏はFOXニュースの番組で「11月3日に選挙が行われる。トランプ氏は11月3日の選挙を望んでいる」とした。

トランプ氏は先月30日、ツイッターで、郵送投票で不正が起きる懸念があることを理由に大統領選の延期に言及した。与野党双方の議員が早速反対の声を上げた。トランプ氏もその後、大統領選の延期は望まないと表明した。[nL3N2F21WX]

トランプ氏は、郵送投票は広範な不正行為につながるとして信頼性を疑問視する発言を繰り返している。明確な根拠は示していない。

メドウズ氏は、郵送投票は適切に取り扱う必要があると強調。適切に取り扱われなかった過去の事例は示さなかった。

トランプ氏が選挙の延期に言及したのは無責任かという質問には直接回答せず、「トランプ氏が全米共通の郵送投票に100%切り替える場合に選挙結果が11月3日に出るかを問うのは責任ある行為だ。私の予想では1月1日になっても結果は出ていないだろう」とした。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で郵送投票は急増する見通し。

ミラー氏は、ネバダなどの州がコロナ流行などの緊急時に郵送投票を拡大しようと取り組んでいることや、11月3日の消印があれば選挙当日より後に到着した郵送投票も有効にするという他の複数の州の方針を批判した。

トランプ氏は先に、ネバダ州による郵送投票拡大の取り組みについて「言語道断だ。すぐに訴訟で対抗すべきだ」とツイートした。

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