香港民主派メディア王の黎氏、辛抱強い活動訴え 過激派をけん制

[香港 13日 ロイター] – 香港国家安全維持法(国安法)違反の疑いで逮捕され、12日に保釈された香港のメディア王、黎智英(ジミー・ライ)氏は13日、ツイッターでのライブ中継で、民主主義確立のための「長い闘い」を辛抱強く続けるよう呼び掛けた。

民主派寄りの論調で知られる香港紙・蘋果日報(アップル・デイリー)の創業者である黎氏は10日、当局に外国勢力と結託した疑いで逮捕された。当局はまた、アップル・デイリーの事務所を家宅捜索した。

12日早くに保釈された同氏に対し、集まった多くの支持者らは「最後まで戦う」などと声を上げた。

同氏はライブ中継で支持者らに謝意を表明し、警察による家宅捜索は、広範囲な自由の確立を「酸素」のように必要としている香港市民の「信条」に反していることが支持者らの行動によって示されたと強調。

「酸素は薄くなり、われわれは窒息しつつあるが、窒息状態でもわれわれは互いの面倒を見て、抵抗し続け、法の支配と自由のための闘いを続けている」とした。

同氏は民主派の活動家は長期戦を戦う必要があると訴えた。

「過激になるべきではなく、真正面からの対決はできない」とし、「柔軟かつ革新的、そして辛抱強くあるべきで、主張を貫く必要がある」と訴えた。

同氏の逮捕以来、香港の人々は早朝から列を成してアップル・デイリーを購入するようになり、同紙を発行する黎氏のメディア企業、壱伝媒(ネクスト・デジタル)<0282.HK>の株式も買いを集め、一時は2000%超の急騰を演じた。

同氏は株価急騰は「一時的な現象」と述べて、人々に「触れない」よう促した。

関連記事
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]