【紀元曙光】2020年8月4日

先日亡くなった李登輝氏への声望は、今こそ同氏の精神に学ぶという意味で、日本でも、ますます高い。

▼一国の大政治家であるが、敬意と親しみを込めて「李登輝さん」と呼ばせていただいている。その李登輝さんが90歳を過ぎてからの、日本での講演を動画で拝聴しているが、なんと力強く、聴衆を引きつける魂の日本語であることか。

▼筆者の理解で恐縮だが、李登輝さんがおっしゃることの根幹は、「日本は、すばらしい国なのだ。だから、あなたたち日本人は、もっとしっかりしなさい!」であろう。終戦時は日本の陸軍少尉で、「22歳まで日本人だった」という李登輝さんが、今の日本国民へ向けた、愛情あふれる叱咤激励である。あるいは、自身の最晩年に言い遺したかった、日本人への願いでもあっただろう。

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