【紀元曙光】2020年9月11日

19年前の悪夢がよみがえる。

▼現地ニューヨークとは13時間の時差があるため、日本で第一報が伝えられたのは、たしか夜のニュースの時間だった。4機の旅客機を、ほぼ同時にハイジャックした実行犯の目的は、乗客を道連れの自爆テロである。そのうちの2機が、同市で象徴的なツインタワーに突っ込んだ。

▼映画の特撮としか思えない光景だった。しかし、その後に映ったのは、鮮血で顔面を赤く染めた避難者の姿と、真下へ刺さるように崩れるタワーの最期である。あまりの現実に、日本のニュースキャスターも訳が分からない。詳細を知ったのは、翌朝のニュースだった。「9・11同時多発テロ」という名称が、ナイフで切りつけるように人類の歴史に刻まれた。

▼本稿は、9・11について書く予定ではない。テロリズムを、今の中国語では「恐怖主義」と訳している。中共という「党」の支配下にある中国政府も、「我が国は、いかなるテロ行為も許さない」と口では言う。

▼お題目は結構だが、中共は極めて悪辣である。裏で工作員をつかってヤラセ事件を起こし、ウイグル人やチベット人が「テロをやったぞ!」と宣伝しまくるのだ。昔は、「法輪功が集団毒殺事件を起こした」などという馬鹿な報道もあった。もちろん全てウソである。

▼テロリズムの原義は、恐怖主義ではなく、「恐怖政治」である。フランス革命のころ、ジャコバン派を率いるロベスピエールが、反対派を続々とギロチン送りにしたことから、彼をテロリストと呼ぶようになった。本来のテロリズムは「一国の内政における残虐な行為」を指す。(次稿へ続く)

関連記事
MCASという病気は様々な症状があるため、診断には時間が必要です。しかし、指導された一連のステップに従うことで、適切な診断に向かう道を築くことが可能です。
「ダイエット」「血液サラサラ健康法」「ツボ押し」など、健康に関する話題は雑誌やテレビで盛りだくさん。健康に関して豊富な知識を持っている人は少なくありませんが、人体がどのように成長しているのか、注目したことがありますか?
COVID-19ウイルスは肺にダメージを与えるだけでなく、体内の多くの臓器に影響を及ぼします。米国のある10代の少女は、COVID-19に感染した後、声帯が麻痺し、呼吸のために気管切開され、15ヵ月後に気管切開装置が外されました。
世界最高峰の舞台芸術で知られる神韻芸術団のダンサーや演奏家たちが6月に来日し、銀座で待望のファンミーティングを開催する。神韻公演の司会者がMCを務め、様々な企画を通してファンと交流する。
米ニューメキシコ州の営業許可のないスパでフェイシャルエステを受けた後、複数人が美容針を介してヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染したと、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が発表した。