「真の」眼鏡型端末の市場投入は5─10年先=米フェイスブック幹部

[サンフランシスコ 17日 ロイター] – 米フェイスブックの拡張現実(AR)開発責任者であるマイケル・アブラッシュ氏は17日、ロイターに対し、スマートフォンと代替できるような「真の」眼鏡型端末が市場投入されるまでには5─10年程度を要するとの認識を示した。

ARを搭載した眼鏡型端末を通して現実空間を見ると、コンピューター映像を重ね合わせられる。フェイスブックは16日、端末の進化に向けたデータ収集を目的として、新たなプロジェクトを発表した。

アブラッシュ氏は、完全な双方向性ディスプレーや音声機能を眼鏡サイズの端末に実装するまでには至っていないと語った。実用化には、端末の重量を70グラム程度にまで軽量化する必要があるという。

業界では、スマホはいずれ眼鏡型端末に完全に代替されるとみており、アップル、グーグル、アマゾン・ドット・コムといった巨大IT企業の間で開発競争が熱を帯びている。

アブラッシュ氏は、眼鏡型端末はバッテリーの寿命や作動に伴い発生する熱といった制約を考えると、当面はスマホなどの外部端末に頼る必要があると指摘。

ただし、「真のAR眼鏡」が誕生すれば、それ以外の端末は眼鏡型端末のアクセサリーにすぎなくなる公算が大きいとしている。

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