同盟強化やコロナ対策の連携で一致、菅首相が米大統領と初会談

[東京 20日 ロイター] – 菅義偉首相は20日夜、就任後初めてトランプ米大統領と電話会談し、日米同盟の強化や北朝鮮問題、新型コロナウイルスで緊密に連携していくことで一致した。

菅首相は会談後、記者団に対し、「トランプ大統領から日米同盟を一層発展していこうと要請をいただいた」と説明。「私からも、日米同盟は地域の平和と安定の基盤だと申し上げ、お互いに連携していこうということで一致した」と述べた。

さらに、「北朝鮮問題、新型コロナウイルス対策でも緊密に連携することで一致した。大統領からは24時間、いつでも何かあったら電話してほしいということだった」と語った。

菅首相は「非常に手ごたえを感じている」と述べ、各国首相と会談していく考えを示した。

坂井学官房副長官は記者団に対し、25分間の電話会談で両首脳が中国について短時間意見を交わしたことを明らかにしたが、詳細には踏み込まなかった。

また、両首脳が新型コロナの治療薬・ワクチン開発での協力を推し進めることや、拉致問題を含む北朝鮮問題で緊密に連携することで一致したと述べた。

*内容を追加しました。

9月20日 菅義偉首相(写真)は就任後初めてトランプ米大統領と電話会談し、日米同盟の強化や北朝鮮問題、新型コロナウイルスで緊密に連携していくことで一致した。写真は9月14日、自民党本部で撮影(2020年 代表撮影/ロイター)
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