仏新型コロナの集中治療患者、5カ月ぶり高水準

[パリ 12日 ロイター] – フランスで12日、集中治療を受けている新型コロナウイルス患者が5月27日以来初めて1500人を超え、全土で地域単位のロックダウン(都市封鎖)が実施される懸念が高まっている。

当局が新たに発表した集中治療患者は1539人。4月8日に記録した7148人の約5分の1だが、7月31日の371人からは約4倍の水準となっている。

通常、秋は春より多くの人が多用な症状で病院に搬送されることから、保健専門家らは、新型コロナ感染拡大抑制のため何らかの政策を講じなければ、急速な医療崩壊が起きる可能性があると懸念している。

カステックス首相は先に、フランスは「強い」感染第2波に直面しており、地域封鎖の可能性を否定できないと発言している。

またマクロン大統領は14日夜、現状に関してテレビインタビューで発言する予定。

過去24時間に確認された感染者数は8505人で、10日に記録した2万6896人、11日の1万6101人からは減少したが、月曜日は前日の日曜の検査数が少ないことから感染者数も減少する傾向がある。

変動をならした7日間の移動平均は1万7029人と、3月の感染拡大開始以来初めて1万7000人の水準を上回った。

これまでの累計感染者数は74万3479人。

過去24時間の死者数は95人で累計は3万2825人。11日は

46人、7日間の平均は75人だった。

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