【紀元曙光】2020年11月25日

歴史は、まさに定められた通りに進んでいる。
▼大紀元が「中共ウイルス」と呼ぶようになる前、中国武漢の秘密施設にそのウイルスはあった。秘密というからには、軍事目的の施設であることは容易に想像がつく。ところが、できあがったものは人知をはるかに超えていた。現場の科学者にも手に負えない、とんでもない暴れ神が生まれてしまったのだ。
▼以前の小欄で、あくまでも比喩だが、古代神話の火の神カグツチを書いたことがある。燃えながら生まれたカグツチのため、母神であるイザナミは大火傷を負って死ぬ。妻を殺されて怒ったイザナギは、十束剣(とつかのつるぎ)でカグツチを殺してしまう。
▼中共ウイルスの始まりについては、この歴史が一段落ついた後に、全て明らかになるだろう。個々の人間の生死には、それぞれ前世からの因縁があるので、その理由を一概には言えない。ただ、これまでの歴史上に何度か見られた広範囲の疫病は、人類に対する神の厳しい意志によってもたらされたものである。神への純粋な信仰が廃り、人間の道徳が大きく退廃した時代に、それらを淘汰するため恐ろしい病禍がもたらされた。
▼しかし今回、つまり21世紀初めの「中共ウイルス」は、それら人類が過去に経験した疫病とは全く異なるのだ。中国共産党とそれに連なる全てを淘汰する。それが神に定められた中共ウイルスの歴史的な役目である。生き残れる人類が、はたして多いか、少ないかは、今の段階では分からない。
▼小欄が前稿で申し上げた「手立て」の真意はそこにある。ご理解いただけることを衷心より願う。