ファイザーの申請あれば、安全性確認し承認=コロナワクチンで官房長官

[東京 2日 ロイター] – 加藤勝信官房長官は2日午後の会見で、米ファイザーが独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンの使用を、英国が世界で初めて承認したことに関連し、日本政府も申請があれば、安全性や信頼性の確保を確認した上で承認していく方針を示した。

加藤官房長官は、英国による承認の報道は耳にしているとした上で、日本における使用に関する承認申請があった場合は「安全性や有効性をしっかり確認した上で対応する」と述べた。さらに確認できた場合は「承認していく」と語った。

一方、ロシア国防省が1日に北方領土(ロシア名:クリル諸島)に高性能地対空ミサイル「S300Ⅴ4」を実戦配備したと発表したことに対し、加藤官房長官は「北方領土はわが国固有の領土であるとの立場と相容れず、外交ルートを通じて厳重に抗議した」と述べた。

加藤官房長官によると、同ミサイルは択捉島に実戦配備された。

ロシアは今年10月、北方四島にミサイル防衛システムを配備すると表明。配備は軍事訓練の一環で、実戦には関与しないとしていた。

(田巻一彦)

関連記事
  イギリス政府は、中国共産党のスパイ活動に対する懸念から、2025年4月までに国内の重要施設からす […]
極真会館の長谷川道場出身、纐纈卓真氏にインタビューした。その強さの秘密を聞いてみた。また、インタビューの間に空手についての情報を挿入してゆく。
元米国務長官マイク・ポンペオの中国政策上級顧問、シンクタンク、ハドソン研究所の中国分析センター所長である余茂春氏は、「中国共産党の最大の弱点は人権」とし、「米国が中国との関係で優位に立つためには、この点を狙わなければならない」と明らかにした。「人権問題は中国と米国の関係、さらに中国と他のすべての国の関係に大きな影響を与えるだろう」と強調した。
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。
鬼木誠防衛副大臣は29日、フィリピンを訪問し、同国のテオドロ国防相と会談した。日本がフィリピンに供与する移動式警戒管制レーダー2基目の引き渡し式典にも出席した。東アジア地域における中国共産党の拡張に対して連携して抑止を図る。