米ジョージア州上院決選投票始まる、勝者判明は数日後か

[アトランタ 5日 ロイター] – 米ジョージア州で5日、連邦議会上院2議席を巡る決選投票が始まった。民主党候補が2議席とも制した場合、上院の議席配分は与野党50ずつとなり、ハリス次期副大統領が決定票を握る。そうなれば、民主党が上下院を実質支配することになるため、注目が集まる。

投票は米東部時間同日午後7時(日本時間6日午前9時)に締め切られる。これまでに約300万人の有権者が郵便投票を含む期日前投票を済ませているが、期日前投票分の開票は投票締め切り後に始まるため、勝者が同日中に判明する公算は小さく、数日かかる可能性がある。

決選投票では民主党のワーノック、オソフ両候補がそれぞれ、共和党のロフラー、パーデュー両候補に挑む。

同決戦投票の重要性を反映し、バイデン次期大統領とトランプ大統領は前日に両州を訪れ、それぞれの党候補への支持を訴えた。

ジョージア州は長年、共和党の地盤だったが、昨年11月の大統領選ではバイデン氏が制し、約30年ぶりの民主党候補勝利となった。メディアが3日公開した電話記録からは、敗北を認めていないトランプ大統領が同州のラッフェンスパーガー州務長官との電話会談で、選挙結果を覆すのに十分な票を「見つける」よう圧力を掛けたことが明らかになっている。

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