中国河北省の一部で封鎖措置、新規感染者確認で

[北京 6日 ロイター] – 中国当局は6日、新型コロナウイルスの新たな感染拡大を防ぐため、首都北京を取り囲む河北省の石家荘市で移動を制限し集会を禁止する措置を取った。

中国では5日、国内感染者23人が確認され、うち20人が河北省だった。2日から4日に19人の感染者が確認された同省は5日、「戦時モード」に突入した。

また64人の無症状感染者のうち43人が河北省で見つかった。中国政府は無症状感染者を新型コロナ感染者に含めていない。

河北省の省都・石家荘市では19人の感染者と41人の無症状感染者が確認された。石家荘正定国際空港が発表した声明によると、列車や飛行機の利用者は出発の72時間以内に検査を受け、陰性であることを証明しなければならない。

河北省を通る幹線道路の一部を封鎖し、省都・石家荘市の主要長距離バスターミナルを閉鎖した。同市では集会が禁じられ、小包の配送は3日間停止された。

海外由来を含む5日の全国新規感染者数は32人で、前日の33人から減った。

中国は新たな感染拡大の波を阻止するため、積極的な対策を継続中。地方当局は大規模検査、学校閉鎖、クラスター発生地域への移動制限などを組み合わせた措置を頻繁に実施している。国の関税当局もウイルスの入国経路を確かめるため、輸入品の定期検査を続けている。

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