米コロナ週間死者2.2万人、2週連続で最多 新規感染も増加

[11日 ロイター] – ロイターの集計によると、米国では10日までの1週間に新型コロナウイルス感染症による死者がで2万2000人強と、2週連続で過去最多となった。新規感染者数も前週比17%増の170万人超と、週間として最多を記録した。

同週の1日当たりの死者は平均3239人と、2001年9月11日に起きた米同時多発攻撃の死者を超えた。

カリフォルニア州では3315人が死亡。前週から44%増加し、州別で最多となった。10万人に8人が死亡したことになる。

人口10万人当たりの死者数は、アリゾナ州が15人で最多。次いでロードアイランド州が13人、ウエストバージニア州が12人となっている。

米国での新型コロナ死者数は累計で約37万5000人に達しており、873人に1人が亡くなったことを意味する。 ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)の予測によると、死者は4月1日までに56万7000人を突破する恐れがある。

米食品医薬品局(FDA)の元幹部は先週、「米国では月末までに国民の約30%が感染、別の10%がワクチンを接種する」との見通しを示した。

コロナ検査の陽性率は13.4%と、先週の13.6%から小幅低下。州別ではアイオワ州が59%で最も高く、次いでアイダホ州の54%、アラバマ州の45%となっている。

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