2020年の北朝鮮の対中貿易、80%減 新型コロナで

[ソウル 19日 ロイター] – 2020年の北朝鮮の対中貿易額が前年比約80.7%減の5億3900万ドルに落ち込んだことが、中国税関の統計で分かった。

北朝鮮が新型コロナウイルス感染抑制のため、厳格なロックダウン(都市封鎖)を実施していることが響いた。

中国は北朝鮮にとって最大の貿易相手国で、貿易額の約90%を占める。

北朝鮮の対中輸出は約77.7%減の4800万ドル。中国からの輸入は80.9%減の4億9100万ドルだった。

貿易額減少の理由は示されていないが、北朝鮮が昨年1月、中国で新型コロナ感染が確認されたことを理由に両国の国境を閉鎖して以降、一段と孤立していることが浮き彫りとなった。

北朝鮮は新型コロナウイルス感染者を確認していないが、入国は禁止され、公共交通や国内の移動、集会なども厳しく制限されている。

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