ファイザー製ワクチン、英コロナ変異種に有効 新たな実験で確認

[フランクフルト 20日 ロイター] – 米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、英国で見つかった感染力の高い変異種にも予防効果を発揮し得ることが、新たな実験で分かった。

ファイザーは今月に入り、ワクチンが英国や南アフリカのコロナ変異種に効果があるもようだと発表しているが、今回の結果は一段と広範な分析に基づいている。

ビオンテックの共同創業者らが行った実験では、過去の臨床試験(治験)でワクチン接種を受けた被験者16人の血液サンプルを変異種(B117)に似せて作った偽ウイルスに暴露。その結果、血中の抗体が偽ウイルスを中和したという。査読(ピアレビュー)はまだ行われていない。

論文では、今後もウイルスの変異でワクチンの予防効果が保たれるかどうか注視する必要があると指摘した。

フランシス・クリック研究所でウイルス科学を研究するジョナサン・ストイ氏は「英国の変異種がワクチンの予防から逃れる可能性は非常に低いと考えられる」とした上で、今後、南アフリカの変異種に対しても同様の実験が行われることを期待していると述べた。

関連記事
戦争、死、破壊、大脱走はアフガニスタンにとっては日常茶飯事。カブールで起きた悲劇的な出来事の中で、ある女性記者の物語が際立っていた。バスナヤニマ・バスさんはインドのオンライン出版『Print』の記者としてカブールに派遣され、タリバンが政権を掌握する約一週間前にアフガニスタンの首都を逃亡した。エポックタイムズは独占インタビューで、バスさんはタリバンがカブール空港を占拠した数日後の逃亡を語った。
アメリカの宇宙関連の高官は、中国共産党が太平洋上空で密かに宇宙軍を強化しており、インド太平洋地域の安全保障を脅かしていると警告している
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの創業者で元最高経営責任者(CEO)の趙長鹏被告(47)に対し、米検察当局は23日、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮3年の実刑判決を求刑した。赵被告は昨年11月、反マネロン法違反の罪状を認めており、30日にワシントン州シアトルの連邦地裁で量刑が言い渡される。
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。