2018年4月23日、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州で家畜用の飼料を運んでいる村民(Johannes Eisele/AFP via Getty Images)

中国版ユーチューバーが極貧で死亡 政府が「脱貧困」達成と宣言したばかり

四川省涼山イ族自治州でこのほど、SNS上で自作の動画を投稿する若者が貧しさと病気で死亡し、その悲惨な境遇が注目を集めた。若者が死亡する直前にイチゴの値段が高すぎて買えないと訴えたことは中国社会に衝撃を与えた。中国当局は、全国各地の貧しい農村部で「脱貧困」を達成したと大々的に宣伝している最中での出来事だった。

死亡した若者は、「墨茶Official(以下は墨茶)」というユーザー名で、昨年2月中国の動画共有サイト「哔哩哔哩」(ビリビリ、bilibili)で自作の動画を投稿し、ライブ配信などを行った。同氏が投稿した74件のうちの46件は自身の日常生活に関するもので、若者が亡くなってから、フォロワー数は、以前の百人余りから、25日午後12時半の時点で約132万人まで急増した。

「墨茶」の友人は19日、ネット上で「『墨茶』が今月初(具体的な死亡時間は不明)、貧困と病気で亡くなりました」と発表した。

▶ 続きを読む
関連記事
習近平の9月の訪米で、中国側がホワイトハウス内の専用休憩室を要請し、日程には約5時間の空きが設けられたと米紙が報道。健康状態への関心が再び高まっている
中国外交部が高市首相について「日本首相」との肩書を外し、氏名のみで表記。呼称の変化について、矢板明夫氏は中国の政治宣伝でみられる手法と指摘
中国の製油業者が10月、香港とマカオ以外への石油製品輸出を停止したことが分かった。国内供給の確保が背景にあり、世界的な燃料供給の逼迫や価格上昇につながる可能性がある
米上院が「法輪功および強制臓器収奪被害者保護法案」を可決した。超党派の上下両院議員が声明を発表し、中国での強制臓器収奪をめぐる人権侵害の責任追及や制裁の必要性を訴えた
中国共産党による臓器収奪をめぐり、米上院が制裁を科す法案を全会一致で可決。成立すれば関与者への制裁も。中国における臓器収奪と同法案について知っておくべきこと