印中の国境地帯で「小競り合い」が発生=インド軍

[ニューデリー/北京 25日 ロイター] – インド軍は25日、中国と国境を争うヒマラヤ山脈地帯の東部で20日に両軍間に小競り合いが発生したと発表した。一方、中国は、双方が事態をエスカレートさせるような行動を慎むべきと述べた。

昨年4月、ヒマラヤ山脈地帯の西部で両軍の間に衝突が起きて以降、双方ともに国境地帯全域の軍備を強化している。

インド軍は声明を発表し「ノース・シッキムのナックラ地域で20日に小競り合いが起きたが、現地の指揮官が所定の手順に従って解決した」と述べた。詳細は明らかにしなかった。

中国外務省の趙立堅報道官は会見で「中国国境警備隊は、インドとの国境地帯の平和と平静を守ることにコミットしていることを強調したい。インド側も我々と同じ方向で努力し、事態をエスカレートさせたり複雑化したりするような行動を慎むよう要請する」と述べた。その上で「両軍が双方の相違に対処するよう適切に行動し、国境の安定維持に向けて具体的な行動を取るよう求める」と述べた。

関連記事
新しく就任した米軍のインド太平洋軍司令官、パパロ上将は5月3日、ハワイで開催された司令官交代式において、中共によるインド太平洋地域への侵略と影響力の拡大を「違法であり、脅迫や挑発、欺瞞を伴う行為」と指摘した。
5月2日に開催された、米連邦議会上院軍事委員会の公聴会では、「世界の脅威」について議論され、ヘインズ総監は中共とロシアの秘密協力が政治、経済、軍事、技術の各分野に及び、特に台湾問題にも大きな影響を与えていると述べ。
ロシア当局は中国共産党と歩みを揃え、自国内で信仰への弾圧を強めている。モスクワ市トゥシンスキー地区裁判所は4日、法輪功学習者であるナタリヤ・ミネンコワ氏(46)について、2カ月間の拘留を命じた。
5月3日早朝、ロシア警察による法輪功学習者の家宅捜索が5件あった。「望ましくない組織」のために活動した疑惑で、4名が拘束された。ロシアの主要メディアが報じたが、法輪功に関して、中国共産党による誤った情報をそのまま流している。
フランスで、中国共産党の海外警察組織が反体制者を中国へ強制送還しようとする事件が発生した。 駐仏中国大使館の職 […]