米、南アからの入国禁止 欧州・ブラジル対象の制限継続

[ワシントン 25日 ロイター] – バイデン米大統領は25日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策の一環として、南アフリカに最近滞在した大半の外国人の入国を禁止する大統領令に署名した。30日から実施する。

トランプ前大統領は、ブラジルのほか英国やアイルランドを含む欧州の多くの国に最近滞在した外国人の入国制限を26日に解除すると発表したが、バイデン氏はこの日に署名した大統領令でこれを覆し、入国制限の実施を継続する。

ホワイトハウスのサキ報道官は記者会見で「新型コロナの感染拡大が悪化し、感染力が強い変異種が拡大している。今は国際的な渡航制限を解除する時期ではない」と述べた。

南アで検出された変異種「501Y.V2」は従来種より感染力が50%強いとされており、これまでに世界20カ国で感染が確認されている。米国の入国拒否について、南ア外務省からコメントは得られていない。

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