イスラエル、コロナワクチン接種完了者に重篤例見られず=保健相

[エルサレム 26日 ロイター] – イスラエル政府は26日、米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンを人口の6%超に接種してきた段階で、これまでに接種を受けた人の間で重篤な感染例は見られていないと明らかにした。

エデルスタイン保健相は議会小委員会で、感染または重症例の入院数は記録的水準に達していると説明。しかし、2回目のワクチン接種から1週間を経て発行される証明書の対象者については、「重篤な発症例」があったとは認識していないとした。ファイザーは、2回目の接種から1週間後にワクチンが95%有効になるとしている。

一方同相によると、接種完了者のうち0.014%で軽症の感染例が見られた。

イスラエルは昨年12月19日にワクチン接種を開始。ファイザーとビオンテック開発のワクチンを使用し、世界最速のペースで接種を進めている。

保健省のデータによると、これまでに人口の23%が1回目の接種を受け、6%超が21─28日後に2回目の接種を完了している。

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