フランス、ロックダウン回避 入国管理厳格化などで対応

[パリ 29日 ロイター] – フランス政府は29日、新型コロナウイルス感染抑制に向け3回目となるロックダウン(都市封鎖)は行わないと決定した。代わりに入国管理と抑制措置違反の取り締まりを厳格化して対応する。

マクロン大統領はこの日、主要閣僚と感染拡大への対応を協議。協議後にカステックス首相はテレビ放映された声明で、公衆衛生危機はなお深刻としながらも、「ロックダウン措置が及ぼす影響の大きさは認識している。過去数日間のデータを踏まえ、ロックダウンは回避できると判断した」と述べた。

ロックダウンは導入しない一方、フランスは31日付で欧州連合(EU)域外からの全ての不要不急の入国を禁止するほか、EU域内からの入国者に対しては新型コロナ検査の陰性証明の提出を求める。

このほか、床面積が2万平方メートル以上の食料品以外を扱うショッピングセンターの営業を停止。国民に対する在宅勤務の要請も強化する。

米ファイザーと米モデルナによるワクチン供給問題で、フランスでも国民に対する接種が大幅に遅延している。

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