台湾、中国軍機が防空圏侵入と発表 米軍機の活動も報告

[台北 31日 ロイター] – 台湾国防部は中国軍の戦闘機6機と米軍の偵察機1機が31日に台湾の防空識別圏の南西端に入ったと発表した。防空圏内での米軍の活動に言及するのは異例。

台湾は1週間前に、中国軍が複数の戦闘機や爆撃機を防空識別圏に進入させたと報告しており、緊張が高まっていた。近くには台湾が実効支配する南シナ海・東沙諸島がある。

同じタイミングで米海軍は空母打撃群を同じ海域に派遣していた。米側は中国軍機の飛行を批判している。

台湾国防部によると、31日に東沙諸島周辺海域の上空を飛行したのは中国軍の戦闘機6機と偵察機1機。同時に、防空識別圏の南西端に米軍の偵察機1機が飛行していたとしたが、航空機の型式や飛行経路の詳細は明らかにしなかった。中国軍機については航空機の型式などを公表している。

台湾は9月半ば以降、同圏内での中国軍の活動をほぼ毎日報告しているが、米軍機について報告したのは今回が初めて。

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