WHO調査団、武漢の動物感染症対策センターを視察

[武漢(中国) 2日 ロイター] – 新型コロナウイルスの起源を探るため中国湖北省武漢市を訪問している世界保健機関(WHO)の調査団は2日、市内にある動物の感染症対策を行う施設を視察した。

調査団のメンバーで、非営利研究機関エコヘルス・アライアンスの幹部ピーター・ダザック氏は「非常に有益な会議」が行われたと述べたが、詳細は明らかにしなかった。

大半の研究者は新型コロナについて、中国の生態系上の問題に起因するとみているが、一部では武漢のウイルス研究所から流出したと見方もある。調査団は今週、同研究所を視察する予定。

WHOの緊急対応責任者マイク・ライアン氏は、今回の調査で新型コロナの起源に関する全ての答えが見つかるわけではないかもしれないとし、新たに疑問が浮上する可能性もあるとした。

また「(調査は)国際社会の支持に値するものであり、やり遂げる価値がある」と述べ、調査結果を受け入れないとする向きを批判した。

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