バイデン米政権、対中政策では同盟国との協調重視へ

[ワシントン 2日 ロイター] – バイデン米政権は2日、対中国政策に関して同盟国やパートナーとの足並みがそろった段階で対応する考えを示した。

バイデン大統領は就任以来世界の指導者と会談しているが、中国の習近平国家主席との会談は実現していない。ホワイトハウスのサキ報道官は、いつ電話会談が行われるかは言えないとした。

国務省のプライス報道官は、気候変動など中国との限定的な協力が国益となる分野もあると指摘した。まず同盟国やパートナーとの協調を重視し、その上で複数の分野で中国と関与することになると述べた。

サキ報道官は、中国がバイデン大統領との電話会談を要請したかどうか答えなかった。

バイデン政権は対中国戦略の詳細は明確にしていない。ただ、総じてトランプ前大統領が取った厳しいアプローチは踏襲される見込み。

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