安保理、ミャンマー情勢に「深い懸念」 スー・チー氏ら解放要求

[国連 4日 ロイター] – 国連安全保障理事会は4日、ミャンマーの情勢に深い懸念を表明し、軍に拘束されているアウン・サン・スー・チー氏らの解放を求める声明を発表した。しかし、国軍によるクーデターを非難するまでには至らなかった。

安保理は声明で「民主的な制度とプロセスの支持、暴力の自制、人権や基本的自由、法の支配の尊重が必要であると強調する」とし、「ミャンマー国民の意思と利益に基づく対話や和解を追求するよう促す」と表明した。

英国が作成した草案にはクーデターを非難する文言が盛り込まれていたが、発表された声明にはクーデターの言及はない。声明は全会一致で採択される必要があるため、中国とロシアに配慮し、文言が弱められたとみられる。

関連記事
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。
ゴールデンウィーク中に外国人労働者の受け入れ拡大に向けた法改正の審議が進む。識者は「実質移民解禁ではないか」と危惧する。こうしたなか、いわゆる移民政策推進に一石を投じるオンライン署名が行われている。半年間で7500筆もの署名を集め、コメントも2300件を上回る。
現在、法廷はトランプ前大統領に対し、4月15日にニューヨークで始まった刑事裁判について沈黙しろと命じた。これに対して一部の弁護士は、この命令が違憲であり、言論の自由の侵害であるとしている。
5月6日、フランスのマクロン大統領と欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長はパリで中国共産党党首の習近平と会談し、貿易不均衡とウクライナ戦争に関する懸念を強く伝えた。
習近平のヨーロッパ訪問中、英国防省が中国共産党のハッカー集団によるサイバー攻撃を受けた。