米最高裁、ゴーン被告逃亡手助けした親子の日本移送を承認

[ワシントン 13日 ロイター] – 米連邦最高裁は13日、日産自動車元会長カルロス・ゴーン被告の逃亡を助けたとして拘束中の米国人親子について、日本への引き渡しを承認した。

ゴーン被告の日本国外への逃亡に関与した疑いで米当局が拘束しているのは、米陸軍特殊部隊グリーンベレー元隊員のマイケル・テーラー容疑者と息子のピーター容疑者。ボストン連邦高裁が11日、2人の日本への移送を認める判断を改めて下し、弁護団がこれを不服として身柄手続きの執行差し止めを最高裁に求めていた。最高裁のブライヤー判事が要請を退けることを言い渡した。

弁護団側は、保釈中の被告の逃亡ほう助は日本で訴追され得ない上に、日本に移送されると執拗な尋問や拷問のような扱いを受ける恐れがあると主張していた。

13日時点で弁護団からのコメントは届いていない。在ワシントン日本大使館は取材に回答がなく、米司法省の広報担当者はコメントを拒否した。米国務省は昨年10月に2人の引き渡しを承認している。

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