世銀、IFC長官にアフリカ出身者を初指名

[ワシントン 18日 ロイター] – 世界銀行は18日、世銀グループの国際金融公社(IFC)長官にセネガルのディオプ元経済・財務相を指名した。アフリカ出身者のIFCトップ就任は初めて。IFCは新型コロナウイルスワクチン融資や低炭素エネルギー事業への投資に取り組んでおり、長官は重要な役割を担う。

ディオプ氏は世銀でインフラ担当の副総裁を務め、エネルギーや交通、デジタル開発などの分野を所管してきた。

世銀のマルパス総裁は声明で、ディオプ氏の官民両セクターでの経験を評価。同氏が低炭素エネルギーや交通、上水、デジタルサービス、その他インフラの分野における投資の呼び込みを支援するだろうと述べた。

ディオプ氏は昨年9月に辞任したルウェール前長官の後任となる。

ディオプ氏は記者団に対し、特にアフリカの「脆弱(ぜいじゃく)な国家」での民間セクター投資によるリスクプレミアム軽減を最優先事項に挙げた。

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