米議会占拠、左派過激派関与の証拠なし FBI長官が陰謀説否定

[ワシントン 2日 ロイター] – 米連邦捜査局(FBI)のレイ長官は2日、1月に発生した連邦議会議事堂占拠事件について、左派過激派がトランプ前大統領の支持者を装って議事堂を襲撃したとする陰謀説を否定した。

レイ長官は上院司法委員会で行った証言で、1月6日に発生した事件をFBIは「国内テロ事件」と見なしていると表明。責任追及を改めて確約した。

その上で「これまでのところ暴力的な無政府主義過激派、もしくはアンティファ(反ファシスト)との関連を示す証拠は得られていない」と述べた。

トランプ氏の支持者は、アンティファに属する人たちがトランプ支持を装って議事堂を襲撃したと示唆。レイ長官はこうした主張は正しくないとし、襲撃に加わった人の多くは極右団体のメンバー、もしくは過激思想に影響を受けた人だったとし、これまでのところ左派グループに属する人の関与は明らかになっていないと証言した。

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