国連ミャンマー問題調査チーム、軍の違法行為の証拠提供呼び掛け

[ジュネーブ 17日 ロイター] – 国連のミャンマー問題調査チームは17日、クーデターで権力を握った国軍が命じた違法行為を裏付ける書類を集めるよう求めた。将来的に軍幹部を訴追する際の証拠に用いるとしている。

調査チームを率いるニコラス・クムジャン氏は声明で「最も重大な国際犯罪で最も責任が重いのは、通常は高い地位にある指導者だ。こうした人物は犯罪を実行せず現場にもいないことが多い」と指摘した。

「責任を証明するためには受け取った報告書や下された命令、また方針がどのように決められたかなどの証拠が必要だ」と訴えた。

そうした情報を捜査官に提供するよう促し、暗号化されたチャットアプリ「シグナル」や電子メールサービス「プロトンメール」を安全性の高い連絡手段として挙げた。

国連の調査チームは殺傷力の高い武器の使用や違法な拘束、拷問などの証拠を集めていると説明した。

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