ミャンマー、民間紙が全て休刊 ネットも遮断で情報入手困難に

[18日 ロイター] – 国軍のクーデターで混乱が続くミャンマーでは、インターネットへの接続が一段と制限され、民間紙の発行も17日までに全て止まった。市民らが情報を得る手段はますます少なくなっている。

当局は抗議デモ参加者が情報をやり取りするために使っていたインターネットへの接続を制限し、18日までには公共の場でのWiFi接続がほぼ全て遮断された。ネットにまったく接続できない地域もある。

北東部の民間通信社タチレクは、作業員がファイバーケーブルを切断している写真を報道。隣国タイにつながるファイバーケーブルが切断されているという。

ロイターはこの報道の内容について確認していない。国軍の報道官はコメントの要請に応じていない。国内で情報の信ぴょう性を確認するのは一段と難しくなっている。

国連人権理事会の16日発表によると、これまでに37人のジャーナリストが拘束され、19人がまだ解放されていない。

当局は一部の新聞の発行停止を命令。一方で、配達などの問題で休刊を余儀なくされた新聞もあり、17日までに全ての民間紙が発行を停止した。市民が国営メディア以外からの情報を得る手段が細りつつある。

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