スパイ罪のカナダ人、中国で公判開始 加首相「透明性ない」

[丹東(中国)/オタワ 20日 ロイター] – 中国で2018年にスパイ容疑で逮捕・起訴されたカナダ人企業家、マイケル・スパバ氏の公判が19日、遼寧省丹東市の中級人民法院(地裁)で非公開で行われた。

中国当局は、カナダ当局が米国の要請を受けて中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)を逮捕した直後、スパパ氏を拘束。カナダの元外交官マイケル・コブリグ氏も同様の容疑で逮捕された。

人民法院は声明で、スパパ氏と弁護士が出廷し、後日に判決期日を設定すると明らかにした。

カナダ当局者によると、国家安全保障を巡る罪状のため、カナダ人や外交官は出廷を認められなかった。コブリグ氏も22日に北京で公判が行われる予定。

カナダのトルドー首相は、中国側が裁判へのアクセスを妨害していると指摘。透明性がないまま秘密裏に行われていることに失望しているとし、「全く受け入れられない」と批判した。

関連記事
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。
今年11月に迫る米大統領選で勝利した場合、トランプ氏は数百万人の不法移民の強制送還や中国製品の関税強化、議会議事堂事件で起訴された人々の恩赦を行うと米誌タイムのインタビューで語った。
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。