英、成人の半数以上が少なくとも1回のワクチン接種終了

[ロンドン 20日 ロイター] – ハンコック英保健相は20日、英国の成人の半数以上が少なくとも1回新型コロナウイルスワクチンの接種を終えたと述べた。主要国では最も速いペースで接種が進んでいる。

保健相はスカイニュースで、英国のワクチン接種は欧州連合(EU)や米国より進んでおり、計画通りに規制を緩和し経済の再開が可能になるとの見通しを示した。

公式統計によると、英国では2690万人が1回目の接種を済ませている。

ただ、ドイツやフランスなど欧州各国で感染者数が増加していることで、懸念も強まっている。政府に助言するある科学者は20日、新たな変異株を持ち込むリスクから、夏の休暇を海外で過ごすことは「かなり難しい」との認識を示した。

保健相は、欧州での感染拡大について、警戒は必要だが規制緩和計画への脅威ではないと明言。「計画が予定通りに進まないというような兆候はない」と自信を示した。

関連記事
韓国の申源シク国防相は1日、米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」への部分参加に向けた協議を行ったと明らかにした。
中華民国の次期総統、頼清徳氏は、4月30日台湾を訪問した自由民主党の鈴木貴子青年局長一行との会談した。総統府によると、頼氏は、5月20日に総統に就任した後も、「各方面での協力関係をさらに強化することを期待している」と述べのに対し、鈴木貴子衆院議員は日台関係は今後、「必ずさらに強固になるだろう」と応じた。
米国と欧州連合(EU)が「中国の過剰生産」について深刻な懸念を表明する中、中国政府が自国内の電気自動車生産に関するすべてのデータを削除したことが確認された。中国国家発展改革委員会(発開委)は22日、公式ホームページを通じて「広東省深セン市で生産される電気自動車の価格が年初より5~10%下落したと統計された」と発表した。しかし、26日、発開委は電気自動車の生産および価格に関するすべてのデータを公式ホームページから削除した。
中共のスパイ活動に対する懸念が高まる中、英国政府は4月29日に、2025年4月までに、注意を要する敏感地域から、中国製監視システムを撤去する方針を発表した。
ロイター通信によると、中国の主要な銀行がロシアとの金融取引を停止し、中国の一部企業は国境地帯の小さな銀行や通貨ブローカーなど非公式な資金調達ルートに頼るようになり、禁じられている仮想通貨の使用に手を染めるケースも出てきている。また、ロシア市場から完全に手を引いた企業もあるようだ。