駐米ロシア大使が帰国 米大統領の「人殺し」発言協議=タス通信

[モスクワ 21日 ロイター] – 米ロの関係悪化に伴い召喚されたロシアのアントノフ駐米大使は21日、モスクワの空港に到着した。タス通信が伝えた。

バイデン米大統領がロシアのプーチン大統領は人殺しだとの認識を示したことを受け、ロシア外務省は17日、緊急の協議を行うためにアントノフ氏を一時帰国させると発表。また、プーチン氏は、バイデン氏に公開オンライン会談の実施を提案していた。

ロシア大使館は21日早朝、アントノフ氏の出国写真を投稿し「アントノフ氏はロシアと米国の関係を見直す協議に参加するためモスクワに帰国する」と説明した。

国営テレビ、チャンネル1によると、アントノフ氏は飛行機に搭乗する前、記者団に対し、ロシア外務省などがやるべきことは多くあると述べ、コミュニケーション手段を確保し続けることは間違いなく米国民にとっての利益だとコメントした。

また、チャンネル1は、アントノフ氏の出国前に米国民から送られたとする複数の手紙を紹介、バイデン氏のコメントを謝罪した内容を伝えた。

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