米上院、ウォルシュ氏の労働長官指名を承認

[ワシントン 22日 ロイター] – 米上院は17日、バイデン大統領が労働長官に指名したマーティ・ウォルシュ氏(53)を68対29の賛成多数で承認した。過去に労働組合のトップを務めた経歴を持つ同氏の承認により、バイデン政権が労働者の保護を一層推進するとみられている。

ウォルシュ氏はアイルランド系。1997年から2014年までマサチューセッツ州議会の下院議員を務め、13年にボストン市長に当選した。

ウォルシュ氏は記者団に対し「これまでの7年間に(ボストン市長として)やってきたように、ワシントンでも各方面と協力し労働者の保護に努める」と述べた。

米国最大の労働組合である米労働総同盟産別会議(AFL─CIO)のトラムカ会長も、ウォルシュ氏の承認に歓迎の意を表明した。

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