米コロナワクチン供給拡大へ、J&Jの生産委託先工場が承認獲得

[ニューヨーク 23日 ロイター] – 米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンの生産に使用されている大型工場が23日、米規制当局の承認を得たことから米国のワクチン週間供給量が20%超拡大する見通しとなった。

ホワイトハウスのサキ報道官は記者団に対し、J&Jの400万回分を含め、約2700万回分の新型コロナワクチンが今週、米国内各地に割り当てられると述べた。前週の2200万回分を上回り、週間の供給量としては過去最多となる。

規制当局の承認を得たのは、米医薬品受託製造キャタレントのインディアナ州の工場。

J&Jが開発した1回接種タイプのコロナワクチンは2月に米食品医薬品局(FDA)の使用許可を取得したが、オランダにある同社の生産施設と充填・仕上げを行う米国内の1工場のみが対象だった。

この承認に基づき、同社は3月初めに約400万回分を出荷したが、その後の供給は追加の承認を待つ中、停滞していた。

J&Jは3月末までに2000万回分を供給するとこれまでに約束していた。

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