ミャンマー、治安部隊の発砲で7歳の少女死亡 最年少の犠牲者

[23日 ロイター] – ミャンマー第2の都市マンダレーで23日、治安部隊の発砲により、7歳の少女が死亡した。クーデターを通して実権を掌握した国軍に対する抗議デモが続く中、最年少の犠牲者となった。

国軍はデモ隊が放火や暴力行為を行っているとして、最小限の武力行使でデモに対応するとしていた。

国軍のゾー・ミン・トゥン報道官は、これまでに抗議者164人が死亡したとし、弔意を表明した。一方、人権団体の政治犯支援協会(AAPP)によると、治安部隊のデモ弾圧によって少なくとも261人が死亡しているという。

マンダレーの葬儀場関係者がロイターに語ったところによると、7歳の少女は、銃弾を受けて死亡した。

少女の家族が現地メディアのミャンマー・ナウに語ったところによると、治安部隊は父親を標的にしたが、自宅で父親の膝の上に座っていた少女に銃弾が当たったという。

少女の死について、国軍のコメントは現時点で得られていない。

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