クオモNY州知事、新型コロナ検査で親族に便宜=WP紙

[24日 ロイター] – 米ワシントン・ポスト紙は24日、ニューヨーク州のクオモ知事(民主党)が新型コロナウイルスの流行初期に、州が運営する新型コロナ検査を親族に特別に受けさせていたと報じた。

クオモ知事の弟でCNNのキャスターであるクリス・クオモ氏も検査を受けたという。匿名の関係筋の話として報じた。

同紙によると、州の有力医師が、クリス・クオモ氏ら知事の一部の親族の自宅を訪問し、新型コロナ検査を実施した。クリス・クオモ氏は流行初期の段階で陽性反応が出たという。

クオモ知事の報道官は、同紙の報道についてロイターに「過去を書き換える不誠実な行為を避けるべきだ。流行初期の段階では、接触者の追跡を特に重視し、人々の検査で間違いなく予想をはるかに上回る成果を出した」と述べた。

クオモ知事を巡っては、セクハラ疑惑や、介護施設のコロナ死者数を過小報告とした疑惑が浮上しており、辞任を求める声が出ている。知事は疑惑を否定、辞任しない意向を繰り返し示している。

関連記事
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。